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相続登記しないまま相続人が死亡した場合の対処法

相続登記は、不動産の名義を被相続人から相続人に変更する重要な手続きです。

しかし、相続人が相続登記をせずに死亡し、手続きが複雑になるケースがあります。

本記事では、相続登記しないまま相続人が死亡した場合の対処法について解説します。

数次相続の状態

数次相続とは、相続がまだ完了していない間に、相続人が亡くなり、さらに次の相続が発生する状態を指します。

多くは、遺産分割協議や相続登記が終わらないうちに、次の相続が発生するケースです。

親が亡くなった後に、短期間でその子供や配偶者も亡くなるような場合にみられます。

数次相続の問題

数次相続が発生すると、相続人の数が大幅に増える可能性があります。

相続人が増えれば、遺産分割協議の調整が難しくなり、合意に至るまで時間がかかることがあります。

遺産分割協議書の作成や、相続登記の手続きも複雑化します。

相続税の申告も、相続人の数が多くなると、より複雑になります。

また、数次相続の登記には回数ごとに、被相続人の除籍謄本や相続人全員の戸籍謄本、戸籍附票の取得費用などが必要です。

数次相続が発生した場合の対処法

数次相続が発生した場合、まず全ての相続人を正確に把握する必要があります。

戸籍謄本などを元に相続人を漏れなく特定し、相続人全員で集まり遺産分割協議を行います。

そして、遺産分割協議の結果にもとづき、相続登記を行います。

数次相続の場合、複数の相続登記が必要になることがあります。

数次相続をスムーズに進めるために

相続が発生したら、できるだけ早く相続登記手続きを進めましょう。

相続手続きは複雑なため、司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。

条件を満たせば、複数の相続をまとめて行う「一括登記」が可能です。

一括登記とは、複数の相続をまとめて行うことで、手続きを簡素化する方法です。

たとえば、祖父母から親、そして子へと相続が続く場合、祖父母から子への登記を直接行えます。

ただし、一括登記が認められるのは、相続人が1人しかいないなど、一定の条件を満たす場合に限られます。

まとめ

今回は相続登記しないまま相続人が死亡した場合の対処法について解説しました。

相続登記を怠ると数次相続が発生し、手続きが複雑化したり、費用が必要になったりする可能性があります。

数次相続が発生した際は早めに司法書士に相談し、適切な手続きを進めることをおすすめします。

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資格者紹介Staff

宮城 匠司法書士
宮城 匠Miyagi Takumi

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豊富な経験を活かし、地域の皆様をサポートいたします。

経歴

  • 昭和51年生 沖縄県出身
  • 平成11年 琉球大学法文学部 卒業
  • 同年 司法書士事務所勤務
  • 15年 司法書士試験合格
  • 16年 司法書士匠事務所(現司法書士法人 匠事務所)開設

所属団体

  • 沖縄県司法書士会 第367号
  • 公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート
  • 那覇北ロータリークラブ
勝田 絵美司法書士
勝田 絵美Katsuta Emi

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経歴

  • 昭和52年生 埼玉県出身
  • 平成10年 司法書士試験合格
  • 12年 慶応大学法学部法律学科 卒業

所属団体

  • 沖縄県司法書士会 第366号

事務所概要Office Overview

名称 司法書士法人 匠事務所
資格者 代表司法書士:宮城 匠(みやぎ たくみ) / 司法書士:勝田 絵美 (かつた えみ)
所在地 〒900-0023 沖縄県那覇市楚辺一丁目5番17号 プロフェスビル那覇4階
TEL TEL:098-833-6461 / FAX:098-833-6462
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定休日 土曜・日曜・祝日
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